FILM'S

『ゼウスの法廷』

(2013年 35mm/カラー 136分)

『ポチの告白』で日本の警察犯罪を描いた高橋玄がオリジナル脚本で描く日本の司法問題に斬り込んだ意欲作。

若きエリート裁判官と見合い婚約した元市役所職員の女性・恵(小島聖)は、一般社会とかけ離れた判事・加納(塩谷瞬/椙本滋)との生活に婚姻前からストレスを感じていた。そのとき、大学の同窓会で10年前の恋人・山岡(川本淳市)と再会した恵は、裁判官との婚約を破棄して自由な恋愛結婚へと翻意する。だが、恵は別の女と交際していた山岡と口論の末に彼を事故死させてしまう。重過失致死罪で起訴された恵と、その事件を裁く担当裁判官・加納は元・婚約者。果たして前代未聞の裁判の結末は…?

主演は小島聖、野村宏伸、塩谷瞬/椙本滋。共演に出光元、風祭ゆき、川本淳市、吉野紗香、宮本大誠、黒部進など。特に加納役は映像上のパフォーマンスを塩谷瞬、そのすべての台詞と声をまったく別の俳優・椙本滋によって吹き替えるという、洋画日本語版制作の方法でキャラクター造形した野心的な試みで描かれている。
撮影は『ポチの告白』の石倉隆二。音楽は『GOTH』の村上純。編集を『HANA-BI』『座頭市』『アウトレイジ』など北野武監督のほぼ全作を手掛けている太田義則が担当した。

2011年にイン・プロダクション、11月にクランク・イン。宇都宮市、都内近郊で3週間のロケーション撮影。映画後半のクライマックスとなる法廷劇は、東映東京撮影所内のサウンド・ステージに、東京地方裁判所の法廷を正確に再現したセットで約1週間に渡り撮影。編集後の2012年4月に2度の追加撮影を行い、12月に完成。

製作/配給株式会社GRAND KAFE PICTURES
監督・脚本高橋玄
出演塩谷瞬/椙元滋 小島聖 野村宏伸 吉野紗香 速水今日子 川本淳市 宮本大誠 黒部進 横内正 出光元 風祭ゆき
販売情報
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